君色を探して




それから、しばらくの間があり。
むず痒く、少し気まずく――それでいて心地いい。
そんな時間を堪能し、エミリアの方が先に口を開いた。


「アルフレッド様の髪は、まっすぐですね」


何ということもないことをモジモジして言われ、苦笑する。


「伸ばしている理由か」

「……無理にではないのですが」


別に隠しているのではない。
ただ、それほど面白い話でもないのだが。


「構わないが……嫉妬するなよ」


無意味な意地悪に、エミリアが身を硬くした。
まったく、好きな子に嫌がらせをしてしまう子供のようだ。


「冗談だ」


安心させるように髪を撫でると、アルフレッドは語り始めた。