君色を探して



そういえば、今日は随分見つめてくるなと思っていた。
いつもは恥ずかしがるのに、こっちが照れてしまうくらい。


(君はどうしてこう……)


欲しいものがバレてしまうのだろう。
自らの希望なんて、欲しくて堪らないものなんて。
きっと上手に隠してきたと思っていた。
――長い間、自分にすら。


「ロイは何にも代えられないから。だから……」


胸が潰されそうだ。
幸せなのに、押し潰されて息ができなくなりそう。


「うん。……もう離れない。っていうか、離れたのは君だろ。もう絶対、離さない」


この先、何があっても。
もちろん平和を願っているし、その為にこれまで以上に尽力するつもりでいるが。
たとえ苦難が待っていたとしても、二度と離すものか。


(……ロドニー)


必ず大切にする。
託された貴方の大事なものを、必ず守ってみせるから。
大人しく守られてくれる子ではないのが、ちょっと難点だけれど。


「ずっと二人でいられる。……いつか、増えるかもしれないけど」


真っ赤になって喚くと踏んでいたのに、


「…………うん」


もう目は見てくれなかったが、確かに頷いてくれた。