久須栗小5年2組のくすぐり物語

「ひゃははははははははははははっはははははははあああああ」
「だめっ!だめぇっ!おかしくなっちゃうっふふうっふふふふううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう」
 けたたましい笑い声が響き渡る。
 くすぐったさから逃れようと必死に身体を動かす。しかし、三咲の拘束から逃げ出すことはできない。
 一葉と二花の指は容赦なくシャツの中に侵入する。
「やめてぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
「言うっ、言いますからあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

10分後。
ようやくくすぐり責めから解放された美穂は布団の上でぐったりとしていた。シャツははだけ、めくれ上がったスカートからは白い下着が覗いている。
光希君との妄想をあんなことからこんなことまで洗いざらい話した。
到底人前で話せるような内容ではなかったが、くすぐり責めの前には話さざるを得なかった。

「やっば!美穂にそんな趣味があるんだ」
「反応エロいねww」
「ちょうどいい予行練習になったんじゃない」
 くすぐられる辛さを理解していない三人は好き勝手なことを言う。

ーーーコンコンーーー

慌てて掛け布団を被る。
いくら女性の先生でもこんな姿は見せられない。
ぎりぎり間に合ったが、騒ぎ声は外まで聞こえてたらしい。

「もう消灯時間過ぎてるんだよ。はしゃぎたい気持ちもわかるけど、明日もあるんだから早く寝なさい」
小林先生は修学旅行の見回りの定型文を放ち、扉を閉めた。

「もう大丈夫かな?」
三咲が音を立てないように動き出し、扉をそっと開け外を確認する。
「大丈夫みたい」
3人の女子が目を見てうなずく。
そして、美穂の布団に集まってきた。