「いえ。大丈夫です。」


「俺達同じクラス?」


「はい。そうです。」


「ならさ、敬語やめない?
あと、鈴実君じゃなくて、翔でいいよ。
俺も、桜菜って呼ぶから。」




緊張のあまり敬語になっていることに気付いた。


「わかった。じゃあ帰るね。また明日、翔君。」


「うん、ありがとう。」