文化祭当日。
開始三十分前にお化け屋敷のセットに不備がないか確認していたら、ナース服姿のクラスメイトに声をかけられた。
「悪いんだけど、調理室の冷蔵庫からホルマリン漬け取ってきてくれない? 私、これから屋台の方行かないといけなくて」
料理部に所属しているクラスメートは屋台の準備もしなければいけないらしく、準備期間中もずっと忙しそうだった。
「うん。わかった」
グロ系はあまり得意ではないが、そんな中ゼリーまで作ってくれた彼女のことを思えば、これくらいどうってことない。
「本当? ありがとう」
血みどろのスカートを翻して、その子はすぐに走っていった。
調理室に行って冷蔵庫を開けると、目玉や脳味噌がぽっかり浮かんでいる瓶があった。
ゼリーと一緒に入っている透き通った黄緑色の謎の液体は、マスカットジュースかなにかだろうか。
あまりのリアルさを不気味に思いつつ、腕に抱えて調理室を出る。廊下を歩いている間、周りの人がもの凄い目で見てくるのは、そっと気にしないふりをした。
開始三十分前にお化け屋敷のセットに不備がないか確認していたら、ナース服姿のクラスメイトに声をかけられた。
「悪いんだけど、調理室の冷蔵庫からホルマリン漬け取ってきてくれない? 私、これから屋台の方行かないといけなくて」
料理部に所属しているクラスメートは屋台の準備もしなければいけないらしく、準備期間中もずっと忙しそうだった。
「うん。わかった」
グロ系はあまり得意ではないが、そんな中ゼリーまで作ってくれた彼女のことを思えば、これくらいどうってことない。
「本当? ありがとう」
血みどろのスカートを翻して、その子はすぐに走っていった。
調理室に行って冷蔵庫を開けると、目玉や脳味噌がぽっかり浮かんでいる瓶があった。
ゼリーと一緒に入っている透き通った黄緑色の謎の液体は、マスカットジュースかなにかだろうか。
あまりのリアルさを不気味に思いつつ、腕に抱えて調理室を出る。廊下を歩いている間、周りの人がもの凄い目で見てくるのは、そっと気にしないふりをした。

