久遠の果てで、あの約束を。

「だから、私はもう大丈夫だから。少しくらい頼ってよ」



胸の奥が温かくなって、滲みそうになった涙を誤魔化すようにミルクティーをもう一口啜った。

透明さを失った液体からは、心にじんわり染み込むような味がした。


その優しさに促されて、ぽつりぽつりと話し出す。


家族のこと。渚のこと。


途中でつっかえたり早口になったりしたけれど、宮野さんは、時折柔らかな相槌を打ちながら聞いてくれた。

最後に、ずっと溜め込んでいたものを吐き出す。


「本当はわかってるの。ちゃんと話さなきゃいけないってこと。でも、また間違えたらどうしよう、もし変なこと言って取り返しのつかないことになったらどうしようって考えると、怖くて……。もう、どうすればいいかわかんない……」


今話しているこの瞬間も、ずっと手が震えている。

呆れられたらどうしよう。否定されたらどうしよう。


せめて〝友達〟はやめないで欲しいなぁ。