久遠の果てで、あの約束を。

物販スペースでロゴタオルとリストバンド、それと会場限定のクリスマスカードを購入し、邪魔にならないように隅の方へと移動する。

ラメ加工がされたカードにはクリスマスツリーやトナカイがプリントされていて、紙面に散りばめられたスパンコールやラインストーンが照明に反射してきらきらと輝いていた。

それぞれのイメージカラーで書かれたサインを眺めていると、スタンド花の前にいた渚に手招きされて、一緒に写真を撮ろうと言われた。


「せっかくだし、記念に一枚撮っておこうよ」

確かに、綺麗にアレンジメントされたポインセチアやクリスマスローズは柊の深緑によく映えているし、『STILLE』の文字を型取った金色のバルーンアートがより一層、豪華で華やかな雰囲気を醸し出している。


これはもうただのスタンド花じゃなく、一種の芸術作品だ。


それに、私にとってはこれが初めてのライブなのだ。グッズだけではなく、記念写真だって欲しい。


「うん。いいよ」

ちらりと、頭の中で眠っている写真立てが頭を過ぎる。スマホで撮った写真って現像できるんだっけ。もしできるのなら、この写真を飾りたい。