渚が学校に来なくなってからというもの、恵理ちゃんや篠原と一緒にいる時間が増えた。二人共、欠席理由について疑っている様子は微塵もない。
こうして見ていると、二人って仲良いよなぁとしみじみ思う。あとちょっとでクリスマスだし、そろそろくっつくかな。
「そういえばさ、もうすぐクリスマスだね」
一瞬、心を読まれたのかと思ってどきりとしたけれど、実際にはそんなことは勿論なくて、絵里ちゃんはただ単にクリスマスの話がしたいだけど見た。
「当日にクラスの皆とカラオケに行く予定なんだけど、優希ちゃんもどう?」
「あー、私はいいや」
渚とライブ行くし。という言葉はぐっと飲み込んだ。それは、彼女の前で言うべきことではない。
それに、これはあまり考えたくはないけれど、入院期間が長引いて、クリスマスがフリーになる可能性だって充分にあり得る。
だけど、たとえライブに行けなくなってしまったとしても、クリスマスに他の予定を入れたくはない。他の誰かと共に過ごすくらいなら、病室でずっと喋っていたい。
こうして見ていると、二人って仲良いよなぁとしみじみ思う。あとちょっとでクリスマスだし、そろそろくっつくかな。
「そういえばさ、もうすぐクリスマスだね」
一瞬、心を読まれたのかと思ってどきりとしたけれど、実際にはそんなことは勿論なくて、絵里ちゃんはただ単にクリスマスの話がしたいだけど見た。
「当日にクラスの皆とカラオケに行く予定なんだけど、優希ちゃんもどう?」
「あー、私はいいや」
渚とライブ行くし。という言葉はぐっと飲み込んだ。それは、彼女の前で言うべきことではない。
それに、これはあまり考えたくはないけれど、入院期間が長引いて、クリスマスがフリーになる可能性だって充分にあり得る。
だけど、たとえライブに行けなくなってしまったとしても、クリスマスに他の予定を入れたくはない。他の誰かと共に過ごすくらいなら、病室でずっと喋っていたい。

