37℃のグラビティ

まさか「部屋に来い」ってこと!?


あんな事があったのに、部屋になんか行ったら、何されるかわかんないよ!?


ムリムリムリムリムリ………絶対無理!!


それに……もうかかわらないって、決めたんだから!!


ポンっと足元の方へ、スマホを軽く放り投げた。


そしてまたゴロンと仰向けで横になる。


トクトク……と確実に早い心拍数を刻む心臓。


見上げた天井のその上は、新海の家。


何をしても、何を見ても、駄目だ……気になる。


アタシはゆっくり起き上がると、四つん這いでスマホを手に取り……


今度はうつ伏せになって、もう一度LINEを開いた。


新海から送られた「 ↑ 」を見て考える。


もしかして……


屋上!?