アタシの心の中、新海に対する疑似友情? みたいなものが生まれていた。
新海が一緒に来てくれなかったら、きっとアタシは今、ここに居ないから……
「新海くん」
呼び掛けたアタシに、新海は足も止めず、無表情で振り返る。
「一緒に来てくれて、ありがとう」
新海は一瞬、ちょっと驚いた顔をして、口端を上げると、
「ファミレス見っけ」
改まったアタシに何を言うわけでもなく、会話を逸らした。
ウエイトレスに案内された窓際の席に、向かい合って座る。
さっそく手にしたメニューを開いた新海を見て、ふと思い出す。
バスのチケットを手配してくれたのは新海なのに、その代金を払い忘れていた。
「バスのチケット代、いくらだった?」
バッグから財布を取り出して、新海に訊く。
「いくらだったか、忘れた」
「アタシが二人分、ちゃんと払うから、思い出してよ」
「お前、誕生日いつ?」
「7月7日だけど?」
「なんだ。もう1ヶ月もないじゃん。チケットは誕生日前祝いって事で」
「そんなのダメだよ」
「12月24日」
「え?」
「俺の誕生日。なんなら、体で返してくれてもいいけど?」
必殺「アーヤスマイル」で、新海は会話を終了させた。
どうやっても、お金を受け取りそうにない新海に、どうしたものかと考える。
ここのファミレス代を払ったところで、きっと多分追いつかない。
例え二人分のチケット代を払ったとしても、それは同じ。
お金に変えられないほどの感謝をしてるアタシがそこにいた。
新海が一緒に来てくれなかったら、きっとアタシは今、ここに居ないから……
「新海くん」
呼び掛けたアタシに、新海は足も止めず、無表情で振り返る。
「一緒に来てくれて、ありがとう」
新海は一瞬、ちょっと驚いた顔をして、口端を上げると、
「ファミレス見っけ」
改まったアタシに何を言うわけでもなく、会話を逸らした。
ウエイトレスに案内された窓際の席に、向かい合って座る。
さっそく手にしたメニューを開いた新海を見て、ふと思い出す。
バスのチケットを手配してくれたのは新海なのに、その代金を払い忘れていた。
「バスのチケット代、いくらだった?」
バッグから財布を取り出して、新海に訊く。
「いくらだったか、忘れた」
「アタシが二人分、ちゃんと払うから、思い出してよ」
「お前、誕生日いつ?」
「7月7日だけど?」
「なんだ。もう1ヶ月もないじゃん。チケットは誕生日前祝いって事で」
「そんなのダメだよ」
「12月24日」
「え?」
「俺の誕生日。なんなら、体で返してくれてもいいけど?」
必殺「アーヤスマイル」で、新海は会話を終了させた。
どうやっても、お金を受け取りそうにない新海に、どうしたものかと考える。
ここのファミレス代を払ったところで、きっと多分追いつかない。
例え二人分のチケット代を払ったとしても、それは同じ。
お金に変えられないほどの感謝をしてるアタシがそこにいた。


