バスと電車を乗り継ぎ家から1時間ほどで
会社につく
「おっはよー!秋野!」
「!!……おはよ。朝から声デカすぎ…。
相変わらず熱苦しいね。せっかくの爽や
かな朝が台無し。」
「おいおい!そんなこと言うなよー!ホント
日に日に俺の扱いひどくなるよな〜 お
前。」
「そっちが日に日に暑苦しくなるのが悪い
んじゃない…?」
こんなふうに軽口を叩くこの男は この会
社で唯一同じ部署の同期 紺野新(こんのあ
らた)だ
「お前だって 部長にはデレデレする癖
に…
同期への態度と違いすぎだろ」
「っ………//それはっ!!ぶ、部長はあんた
と違って爽やかだからね!!」
「へいへい…今はそーゆうことにしときま
すよ」
普段はこんなふうにバカ話をして盛り上が
るが 紺野は他の部署の同期の中でも1番
仕事ができる
“期待の新人”なんて上司の中でも噂されて
いたくらいだ
二人でまぁまぁ大きいオフィスビルに入り
エレベーターに乗る
私達が降りる階は7階
マーケティング部がある階だ
エレベーターを降り セキュリティを解除
するために社員証をかざす
社員証には秋野菜羅(あきのさら)としっか
り刻まれていた
