百合花「わー.......すごい人」
私は、そのまま慧夢ちゃんと一緒に体育館に向かったんだけど、思ってたより人が多かったです。
慧夢「うーん....どこに座ろっか」
百合花「あ、あそこ良いんじゃない?2席空いてるよ!」
慧夢「ほんとだ!じゃああそこにしましょ!」
私たちが席に着いてしばらくすると、先生らしき人が出てきた。
先生「新入生の皆さん。初めまして、この度は〜〜(以下略)」
先生「それでは、新入生代表。晴乃 向日葵(せいの ひまわり)さん。壇上へ」
向日葵「はい!」
元気よく立ち上がったのは、ピンク色の髪をお団子にした、可愛らしい女の子。エメラルドのような綺麗な緑の目だ。
向日葵「皆さん初めまして!晴乃 向日葵って言います!この度、青藍女子学園の新入生代表として、皆さんの前でお話させていただけること、ありがたく思います!」
慧夢「可愛らしい子ね〜」
百合花「無邪気そうだけど、真面目なんだね.......」
向日葵「えっとー、えっと....あ、そうだ。私はこの学園で、一緒に居て楽しいと思える友達が出来たらいいなって思ってます!んーと....良かったら話に来てください!」
そう言うと、向日葵ちゃんはペコッと頭を下げ、舞台から降りていった。
慧夢「まぁ、面白い一面もあるのね!」
何故か慧夢ちゃんはめちゃくちゃ楽しそうだ.......まぁいっか()
そのあと、なんやかんやあって入学式は終わった。
慧夢「あれ?百合花ちゃんもこっちの方?」
下校中、慧夢ちゃんとばったり会った
百合花「うん。慧夢ちゃんも一緒なんだね!良かったら途中まで一緒に帰らない?」
慧夢「もちろん!」
慧夢ちゃんと喋りながら歩いていると、分かれ道に着いた。
百合花「良かったら明日一緒に行かない?」
慧夢「分かった。ここで待ち合わせね!」
そう言って手を振ったあと、私は家へ帰った。