「「ただいまー」」
見事に怜央とハモった。

「「「「おかえりー結菜、怜央」」」」
こっちも、ハモってる。

今日は、入学祝いで私の家でご飯を食べることになってたはず!

「2人とも着替えておいで」

「うん」


楽しくご飯をみんなで食べた。

学校でかわいい子がいたとか、カッコいい人がいたとか話してたらあっという間に時間が過ぎていった。

カッコいい人の話をしているときは、怜央の視線がすごかった。


「2人ともこっちにきて。とっても大事な話があるの」
私の両親と怜央の両親に呼ばれた。

「どーしたの?」

「実は、海外旅行に行くことになりました!!」

「え?」「は?」

「ちょっと待ってどう言うこと。高校入学したばかりなのに海外旅行に行くの?」
隣で怜央もウンウンと頷いている。

「違うわよ」

「あなた達2人は、家でお留守番」

「でも、結菜1人じゃ心配だから怜央くんは、しばらくの間結菜と一緒に住んで」と
お母さん達が言った。

「え?ちょっと待って頭の整理が追いつかない」

「俺は、何となく分かった」

「さっすが怜央。理解が早い!」とお父さん達

えっ待って理解が本当に追いつかない。
怜央は、なんか理解してるし。

「じゃあそう言うことだから家事は、分担してすること。いいね!」
なんか話が進んじゃってるし。