「怜央、クラスの振り分け見てこよう」

「おう!」

「すごい!5クラスもある」

「多いな」

「あっ、結菜俺らおんなじクラスだ!」

「えっまた同じクラス?」
中学校で3年間ずっと同じクラスだったのにまた同じクラスかー

「なんだよ嫌なのか?」
なんか不機嫌になってる?

「いや別に嫌じゃないけど、ずっと同じクラスじゃん」

「嫌じゃないならよかった」

「え?」
今、嫌じゃないなら良かったって言った?

「あっいやこっちの話」

しかも、焦ってる?

「怜央、嫌じゃないなら良かったってどういうこと?」
面白いから少しいじってみよっ!

「なんでもない」

「ねぇねぇどういうこと?」

「早く教室行かなきゃ遅刻扱いになるぞ」

「あっ待って」
はぐらかされた。
まっいいや



「新入生の皆様、ご入学おめでとうございます」
入学式が始まった。
校長先生の話が長くてしばらく眠気と戦っていた。

入学式が終わって教室に戻ってきたら次は、先生の話が長かった。


先生が話の最後に「自己紹介は次回やります。では、解散。」といった。

はぁーやっと話が終わった。

さっ帰ろっ!
怜央の方を見ると女子に囲まれていた。
イケメンだもんねー 

「ねぇねぇキミ名前なんて言うの?」
知らないクラスメイトだ

「姫川結菜って言います」

「へー結菜ちゃんか、可愛い名前だね」
いきなり下の名前呼び?!
この人なんかチャラそう?

「俺は、青葉大輝だよ。よろしくね結菜ちゃん」

「よろしくね、青葉くん」

「青葉くんじゃなくて大輝って呼んで欲しいな。」
やっぱりチャラい。

「わかった」

大輝くんと喋っていると怜央が近づいてきて
「結菜帰ろっ」と言ってきた。
なんか機嫌悪い?

気のせい、、だよね!

「うん!」