「結菜ー帰ろ」
あっ怜央

「うん！」


「・・・」

「・・・」
なんで、喋らないんだろう？
そういえば、大輝くんに絡まれた後から怜央機嫌悪かったかも・・・


全く喋らないまま家に着いた。

「結菜鍵開けてー」

「うん！」

玄関に入った途端、
「はぁ」
ため息？が聞こえた。

「怜央どうしたの？」

「結菜ー」

ギュッ　　

えっ？ハグ？なんで？

「怜央？どうしたの？」
なるべく、冷静さを保って聴く。

「もう、我慢できない」

「我慢？」

「うん」

「どこか痛いところあるの？」

「ない」

「れ、怜央とりあえずリビングに行こ？」

「じゃあ俺のこと運んで」

「無理だよぉー」
怜央と私の身長差大きいもん

「ふーん、まっいいや」
やっと解放してもらえた。

「怜央？」

「なにー？」

「や、やっぱりなんでもない」
なんでハグしてきたのか聞こうと思ったけどやめた。

「？うん」