月曜日

「怜央おはよう!」

「はよ」
眠たそうに目を擦りながらリビングに入ってきた。

昨日言いそびれた事を言わなきゃ。
「朝、出る時間ずらして登校しよう?」

「なんで?」

「昨日言ったじゃん、同居のことは、秘密にしようって」

「別に登校するときくらい良いんじゃね」

「だって俺ら幼馴染だし。普通だろ一緒に登校するくらい」

まぁ、それもそうか

「うん!そうだね一緒に行こうか」

「おう」



「怜央ーそろそろ出発しないと遅刻するよー」

「うん」

「行ってきます!」
誰もいない家に向かって言った。

こういうのは、習慣だから自然と出てしまう。

くだらない話をしながら、登校しているとあっという間に学校に着いた。

「結菜おはよう」

「おはよう、美希」
美希は、高校でできた初めての友達
外見は、とっても綺麗!

でも、たまに毒舌

「今日も、結菜かわいいー」

「そんな事ないよ。美希の方がかわいいよ」

「お世辞はいらない」

「お世辞じゃないってー、ほんっとうに美希は、かわいいよ」

「ありがとぅ」
照れてる。かわいいなー

「あっそうだった。結菜に聞きたいことあったんだった。」

「なに?」

「黒瀬怜央?って人と朝一緒に来てたみたいだけどどういう関係なの?」

「幼馴染だよ」

「そうなんだ。いーなーあんなイケメン幼馴染」

「確かに怜央イケメンだよねー」

怜央は、イケメンだから自然と周りは女子がたくさんいるんだろうなー