次の日の朝。
私は、怜央にこう言った。

「怜央、同居のことは秘密にしよう?」

「なんで?別にバレても問題なくない?」

「むしろバレてくれた方がいい」
ん?どういう意味だろ?

「怜央、バレたら大変なことになっちゃうの。怜央かっこいいから私が女子に何されるかわかんないじゃん」

「・・・」
「わかった」
今の沈黙は、なに?

「じゃあ俺からも、誰かと遊ぶときは
どこで誰と遊ぶのか言ってから遊びに行って」

「怜央は、私の親ですか?」
親みたいだなと思ったから思ったことを口にした。

「違う。でも、絶対に俺に言ってから遊びに行けよ」

「はーい」

「本当にわかった?」

「うん。わかってるって」

「約束破ったらキスするからな」

「えっ!な、なに、言ってるの。」
本当に何言ってるの?
キ、キ、キスだなんて。

「結菜が、約束破らなければ良いだけだよ」
「別に破ってもいいけど覚悟は、しておいて」
めっちゃ怖い。怜央の最後に笑った顔、怖すぎるよ。 絶対に約束を破らないことを誓おう