幸せだった…

あの日が来るまでは…




「母さん…頭痛い…」

「病院行く?」

「行く…」

バタン

「ちっちょっと!!真奈美!?」

頭痛い…

割れそう…






気が付いたら

知らない天井だった…


「大丈夫?真奈美」

「あたし…どしたの?」

「原因不明の頭痛…」

「嘘!?」

「直る見込みは…0.5%」

「それじゃあ…死ぬの?」

「…」

ガラッ

病室のドアが勢いよく開いた

「本城 真奈美さんですね?」

「はい…先生!!あたし死ぬんですか!?」

「分かりません…」

「そんな…」

「真奈美…」

「出てって…出てってよ!!」

「精神状況が…」

「あんたたちなんか…出てって!!」