同じ塾の後輩くんが、かっこよすぎる件について

塾へ着き、荷物を整理しようと鞄を開いた刹那___

あれ…?

ちゃんと、朝準備して確認したはずなのに。

なんで、なんで、

筆箱忘れちゃったの____!?

しかも、よりによって先生来る気配がないし…。
塾に友達いないし…どうしよう…!?

と困っていたら…隣から、心()しかそっけない声が聞こえた。

「シャーペン、どうぞ」

「え…!?あ、ありがとうございます!」

咄嗟(とっさ)の出来事であたふたしてしまったが、名前も知らない男子にシャーペンを貸してもらった。

隣にいるから、同級生ではなく後輩だ。

自業自得なのに、寄りによって後輩に頼るのはかなり恥ずかしい。

恥ずかしさを抱えながらも、模擬試験はスタートした。