入間に平手打ちをされた。
急な事でビックリしたがジンジンと左頬が痺れる様に痛みが走り瞬時に入間を見る。
「な、な、何するのよ」
「2度と僕の前で僕以外の名前を出すな」
そう言い蝋燭に火を付けた。
「さあ、さくらお仕事の時間だよ」
これから起こることがどんな事なのか、さくらはわかっていた。あの女の子を見れば誰だってわかる。だから足を振り回して暴れた。声の限り叫んだ。
でも、無駄だった。
抵抗すると拳で殴られた。
3発目で抵抗する気がなくなった。
服も剥ぎ取られ、泣くしか出来なかった。
痛い。気持ち悪い。痛い。痛い。
さっきの食べたものも全て出てきた。
「これはさくらが言うことを聞かなかったからだよ。反省してね」
「あ゛ぁーーーーーーーーーー」
こんなに心から叫んだことなかった。
熱い。熱い。痛い。痛い。
背中にロウを垂らされている。
点々と文字を描く様に垂らされている。
痛すぎてもうその先の事は覚えていない。
