さくらside
樹くんは最近家に帰ると部屋に篭りっぱなしだ。
急ぎの用があるらしい。
とりあえずあと少しでダンスに行く時間。
振り確認して待っている事にした。
「ごめんな、さくら。行こうか」
「うん。樹くん何かあったの?」
「いや、ちょっと親父の知り合いから頼まれごとされてさ」
「そうなんだ。ちゃんと寝てね?」
「うん。ありがとう」
この時私は樹くんがあんな大きな計画を立て、それを私に内緒で実行しようとしていたなんて知るよしもなかった。
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