「うそつき」
「え?」
「そんな事で団練サボんないでしょ」
「さくら、俺には言えないこと?」
子犬の様な目で見つめてくる樹くんに心が折れ
「ごめん。隣のグループから樹くんが告白されてるって聞こえてきて、なんか、勝手に嫌になって、、、それで、ダンスも踊る気なくなっちゃったから、抜けて来た」
俯いて素直に話した。
年上なのにこんな事少し恥ずかしい。
ギュッ
大好きな腕の中だ。
「ごめん。不謹慎な事言う。」
「やばい、可愛い。」
「え?」
「ごめん、さくらが俺を想って嫉妬してくれてるとか可愛すぎて今俺やばいわ。」
「ちょっと!こっちは真剣なんだからね!」
「ごめんって!確かにさっき告られた。でも彼女いるって断って来たから」
「彼女・・・」
「そう、お前は俺のだろ?」
最近の私の気持ちはジェットコースター並みに浮き沈みが激しい。
それほど単純なんだなと心の中で笑う。
