騎士(ナイト)に チェックメイト




「よし、何か温かい飲み物でも入れよう」

「うん、樹くんも一緒にきて?」

「あぁ」


そういうと手を繋いでくれた。



キッチンで2人分のココアを入れてソファーで飲んだ。

温かいココアがお腹の中を温めてくれる。




「どうしよう、樹くん」


「とりあえずお母さんに連絡しておこう」


こんな事があっても樹くんは凄く冷静だ。



お母さんは仕事中なのでメールを入れる。


封筒のこと、電話のこと、家に樹くんといることを細かく書いて送った。


「お母さん何時ごろ帰ってくるの?」


「だいたい20時くらいかな?」


「わかった。ひとりになるのは怖いだろ?帰ってくるまでいていい?」


「うん。一緒にいて?」



繋がれたままの手をお互いにギュッと握り返した。