「お母さんきっと安心してるよ。こんなに優しくて真っ直ぐ元気に育ってるんだもん。」
「だと良いけどな」
「ぢゃあ樹くんが寂しい時は連絡して?元気になるまで私が踊ってあげる」
「踊るの?やばっ」
食べるよりもお互い話す方が楽しくて、静かなカフェに似つかない笑い声が終始響いていた。
「そろそろ行くか」
時計は15時56分
あっという間だ。
「そうだね。携帯変えるの付いてきてくれたお礼に先輩が奢っちゃう」
「いや、いいよ。女に奢らせたら親父に怒られる」
「え?そうなの?ぢゃあストロベリードーナツでアウトじゃん」
「カフェラテ買ったからいいの」
「何その基準」
いちいち笑ってしまう。
「まぢで出すからいいよ」
「ありがとう」
