「何もしないよ。さくらがあの日僕に向かって踊ってくれたのが嬉しくて会いたくなっちゃったんだ。」
「僕だけに笑ってくれたでしょ」
「僕を見ながら腰を振ってた」
「全部僕の為だった」
「だから、僕のモノにしたくなった」
そう言いゆっくりと近づいてくる男。
もう足がすくんで立ち上がれない。
「お願いします。来ないで、来ないで」
「僕のために泣いてくれてる」
「さくらは本当可愛いね」
そう言って頭を数回撫でてから私の手を握り、徐に携帯を取り出しその手や私を写真に収めている。
両腕の縄をカッターで切りポケットから何かを取り出す。
