中学3年生の時だった。小学からずっと好きで片
想いをしていた男の子に勇気を出して、手紙を書
いて告白した。返事はOKで、私達は付き合い始め
た。
でも、OKを貰えた瞬間から何か言葉で言い表せ
ないような物に頭を悩ませていた。気にしないふ
りをしても、彼が手を繋いだり、優しい言葉を掛
けてくれる度に私は疲れていた。私はとうとう我慢出来ず、彼に別れを告げた。彼がとても辛く悲しんでいる表情をしていたのを今でも鮮明に覚えている。でも、私は彼ではなく、自分を選んだのだ。
その日からだ。自分の恋愛感情の違和感に気づいたのは。