ソファの上でぴったりとくっつく
肩を抱き寄せられて自然と密着してしまった
「 ひ 〜 なちゃんっ 」
「 ひなちゃん好みの男にしてあげる 」
横から顔を覗いてきた
わかりやすく私の頬はあかくなっちゃって
「 顔あかくなってる 」
と 、りょうさんにほっぺを触られる
「 好みですか … ? 」
好きなタイプと言われても思いつかないし
そもそも恋人がいたことすらない
「 好きなタイプとかなくて … 」
「 じゃあ 、どんな俺が欲しい ? 」
かっちりと決めた髪の毛をかき上げながら言う 、
その姿に目が奪われる
素直にとてもとてもかっこよかった .
「 りょうさんなら何でも … 」
最終的に行き着いた答えはこれだったけれど
「 何それ 、可愛すぎるでしょ 」
りょうさんの耳がちょっとだけ赤くなったから
合格っていうことにしておこう .
