わざわざ、助手席のドアを開けてくれて…わざわざ、閉めてくれた。 私も、 それくらいは出来るけど… 自分で出来るよ!何て言えるわけがない。 だって、この国はこれが普通だから… 付き合ってから、更にレディーファーストが増してどうすればわからない時が多々ある。 いつか、慣れるかな。 きっとこれに慣れたら、 タイヨウ以外とは付き合えない気がする… 家まで、20分。 あっという間過ぎて離れるのが寂しかった。 『タイヨウ来て』と、車を降りて見送ってくれたタイヨウの手を掴んで家に入れた。