部屋に入って早々、私は妹に電話をした。
隠す事なく、
『タイヨウにちゅされて…』
と、
話した瞬間…電話越しで奇声を上げた妹。
驚くし、うるさいし!!
その奇声は喜んでくれているのかな。
声だけでは、感情まで読み取れなかった。
「じゃ、日本に帰って来れないね」
『帰るよ、来月には』
「帰る帰る詐欺されてるから、信じないで気長に待ってるよ〜お幸せに」
『ん〜また連絡するわ』
そう言って、妹の電話は切った。
確かに、この3ヶ月でどれだけ「帰る」と言った事だろう。
妹の言うこともわかる気がする。
ただの言い訳に過ぎないけど、来週帰ると、妹とママに言いながらも…こんな状況になる何て予想していなかった。
恋愛する気もなかったし…
タイヨウへの想いも、隠し通すつもりだった。
タイヨウが、少しでも私に気持ちを持ってくれていたことに驚きしかなかったし…受け止めざる終えなかった。
昨日と今日で考えてなかったわけじゃないけど…日本にいつ帰ろうと、悩み始めた。
正直、
気持ちは日本に帰りたい気満々…
けど、日本に帰ったらタイヨウとの関係は終わると思うし…そう思うと腰が引けた。

