カウンターでチェックインをした後は、カフェに入って時間つぶしをしていたけど…お互い無言だった。
多分、私がこんな状況だから…
話しかけられない雰囲気だったんだと思う。
ごめんねと思いながらも、話したら涙が止まらない気がして…
「日本に帰ったらmamとdaddy迎えに来る?」
と、
私たちの沈黙を破ってくれたタイヨウ…
いつまでも優しくて、胸が痛くなった。
タイヨウを見たら、申し訳ない気持ちが溢れてきて最後の最後くらいは泣かずにお別れしようと自分の中で誓った。
『うん、多分』
「優しい?」
『優しいよ、れなは生意気』
「今度、電話しよう」
『OK!』

