カバンにスマホをしまってからは、タイヨウとぎこちない英語の会話をしていた。
「very good」
と、
褒めてくれると嬉しくなった。
けど、もう勉強する気はない…
あと2ヶ月を楽しく過ごせればいいと思ってる。
英語を教えてくれたタイヨウには申し訳ないけど、いい人に出会えただけでここの土地に来た価値はあると思っている。
少し立つと頼んだ物が届いた。
量がすごい!
日本じゃ考えられないくらいだった。
途中まで頑張ったけど、全部は食べられず最後はタイヨウに食べてもらった。
『美味しかった』
「美味しいね」
『この前タイヨウと行ったところ、もう一回行きたいな』
「今度行こう」
『うん、行く!』
味は濃いし、量も凄いけど美味しい。
タイヨウと食べてるから尚更かな。
ご飯を食べた後はLucasの家に送ってくれて、わざわざ家の中までついてきた。
『もういいよ、帰って』
「帰って?」
『go to home!』
「what?」
と、
ふざけているのが丸見えだった。
ふざけているタイヨウにふざけた回答をしていると急に抱っこされて部屋に連れていかれた。

