私、朝霧 美優は今日から、国民的アイドルと同居します！？

ー数日前ー
｢ただいま〜｣

｢美優！おかえりなさい！そうだ、ちょっと話したい事があるんだけど｣

｢良いけど何の話？｣

帰って早々お母さんが少し真面目な顔をして私に話したい事があると言うのだ。

｢実はね、うちの事務所の子に1人じゃ何にも出来ない子が居てね…｣

｢そこでなんだけど、美優！貴方にその子のお世話係をおねがいしたいの！！｣

｢えっ！？急すぎやしませんか…わ、私がお世話係なんて、｣

うちのお母さんは有名なアイドル事務所の社長だ、普段はしっかりしているのに
たまにとんでもない事を言い出す。

｢そこを何とか！来週からお世話係としてそっちに行かせますって言っちゃたのよ…汗｣

｢ら、来週！？私のいない所で何処まで進めてるのよ！｣

これがお母さんの悪い所だろう。
後先考えずに行動して結局仕事が増えるのなんて当たり前だ。
それにしても今回はやり過ぎな気がする…。

｢本当にごめんね、でもそういう事だから来週からお願いね！、｣

本当に悪いと思ってるのかと疑わずには居られない程の笑顔で私に言って来た。

｢えぇ〜！？そ、そんなぁ…｣

私は諦めた、もう何を言っても無駄だと
察したから、お母さんは人遣いが荒い…。
私はどうなってしまうんだろう、
あぁ、何だか考えるのすら馬鹿らしくなって来た。