私の顔のすぐ横には
健吾くんの腕が伸びている
距離が近いからか、健吾くんからする
いつも付けている甘い香水の匂いが
すごく身近に感じる
私のすぐ後ろは壁……
どうしよう、逃げられない……
顔を上げると
いつもの無邪気な顔の健吾くんじゃない
真剣な顔つきの健吾くんが──
もしかして私……今、人生初の壁ドンされてる?
漫画とかドラマでしか見た事ない!!!!!//
「けっ……健吾……くん?//」
展開が急すぎて頭が真っ白になった私は
健吾くんから離れようと隙を見て
腕が伸びていない方から逃げようとした
