自然と、類の目線が私に合わさる――


目線が合わさったと同時に、類の顔が近付いてくる


そのまま、類は私の背中に手を回してきて
私の体は類の腕の中に――



「る……類??//」


「……」


「……おーい//」


「……」


「こ、こんな所で恥ずかしいじゃん//
 ……類のお母さん、来ちゃう……」


「……俺さ、どれだけ美羽の事好きだと思う?」


体をくっつけたまま
いつもよりも少し低い声で聞いてくる類


「い……いきなり、何?//」


「いいから答えて?」


「……っ///」


私が答えないでいると
類は私の背中に回している腕に
さっきよりも強く力を入れた