やば!!!!!
二人と目が合う私──
「……み、美羽?」
驚いたような顔でソファから立ち上がる類
私は何も言わずに後ずさりして
こっちに近付いてくる類そっちのけで
玄関の方に向きを変えて、その場から走って逃げた
勝手に家にあがって
しかも、覗いてる所見られちゃうなんて……──
私は早く類の家から出たくて
ローファーのかかとを踏んだまま
玄関のドアの取っ手に手をかけた
「待てって……──」
その瞬間
ドアの取っ手を持つ私の手の上に
優しく覆いかぶさる大きな手が──
それと同時にふわりと香る
嗅ぎ慣れた、落ち着くようなこの甘い香り──
振り向くと
すぐ後ろには、慌てたような表情の類の姿が──
