私は、震える手にもう片方の手をそっと添えた
「よし!」と小さく呟いて
かすかに声がするリビングの方へと
気付かれないようにゆっくりと近付く
少しだけ開いているリビングの扉の隙間から
そっと中を覗く
……っ!!!!?
な……んで……??
そこには
ソファの上で
類と、類の上にまたがるさっきの女の人の姿が━━
嘘……
あの、類が……ありえない……っ!!
私は、一気に目の前が真っ暗に──
それと同時に
頭の中に一瞬、【別れ】という言葉が浮かんだ
最近、【いつもの類】じゃなかったのって
私に興味がなくなって愛想を尽かしたから?
……だからだったんだ
だから、類は私に素っ気ない態度とってたんだ……
類はあの人を選んで
……私の前からいなくなっちゃうのかな?
もしかして……って、覚悟はしてたけど
いざ、目の前でこんな光景見ちゃったら
自分なりに覚悟はしてたけど
現実……受け入れたくなくなっちゃう……
