「ごめーん、寝癖なかなか直らなくて!」


探していた私がいきなり現れた事に
目を丸くして驚いている様子の類



「……お、おう、母さん朝めし用意してあるって」


「う、嬉しい〜♡食べる食べる♡」



自分の行動がおかしすぎて
どう反応していいか分からない私





せっかく類のお母さんが朝ご飯作ってくれたんだし
みんなで楽しく食べて
類と一緒にいられる時間、たくさん楽しまなきゃ!








――ガチャ


「あ、美羽ちゃんおはよう〜♡
 残り物で作ったんだけど、良かったら食べて?」


入ってきた私達を見るなり
爽やかな笑顔で言う類のお母さん



「……あ、ありがとうございます!」


私と類は類のお母さんに言われるがまま
リビングのテーブルに横並びで座った