幸せで楽しい時間は止まる事を知らないまま
どんどん過ぎていった
帰る前にトイレを済ませた私は
トイレの前の椅子で待っている類の元へかけよった
するとそこに
大きな声で泣いている赤ちゃんを連れたお母さんが
ベビーカーを押してトイレへ――
「いないいないばあ♪」
私は泣いている赤ちゃんを見た瞬間
とっさに赤ちゃんに話しかけていた
赤ちゃんもお母さんも
いきなり声をかけてきた私に驚いていた
「いないいないばあ♪ばあ♪」
「きゃっきゃっ♪」
赤ちゃんは機嫌が直ったのか
私の顔を見て楽しそうに笑った
「……あの、ありがとうございます!」
赤ちゃんのお母さんは私に向かって軽くお辞儀をした
