「よし、行くか」
「うん!//」
私達は類の家を出て
バス停まで歩いて、バスに乗って、電車に乗って――
行き先が分からないまま、類についていく私
「ねー類、私達結構遠くまで来たけど
今からどこ行くの?」
私は電車の窓から景色を眺めながら
隣に座っている類に聞いた
「内緒♪」
「意地悪!教えてくれたっていいじゃん!!」
「もうすぐ分かるからᴡ」
頬を膨らます私に、類は笑いながら言った
「分からないから聞いてるんじゃん!
類の意地悪――……」
窓から見えていたのは
ずっと田んぼと少しのビルばかりだったのに
その中にひときわ目立つ大きな建物が――
