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その後、教室に戻ってきた樹里は何食わぬ顔をしていたが、あたしと視線が合いそうになるとあからさまに避けるようになっていた。
少し元気のない樹里に気がついて蕾が心配していたけれど、樹里が本当のことなんて言えるはずもない。
ぎこちなく笑ってみせるだけだった。
そんな樹里を見ているとどんどん気分がよくなってきて、家に帰ったときには母親から「今日はすごく顔色がいいわね」と言われたくらいだ。
自分でも気がつかない内に笑顔が浮かんできて、鼻歌を奏でてしまう。
まさに、あたしが望んでいた学生生活を謳歌しているという気分だった。
そして翌日。
あたしはまたアプリを起動していた。
今度は重行の番だ。
前回は悪口を言えないようにしたけれど、今回はどうしようか。
「思いっきり樹里から嫌われるようなことがいいな」
そう呟いて考えをめぐらせる。
そこで思いついたのは樹里に近づけなくすることだった。
その後、教室に戻ってきた樹里は何食わぬ顔をしていたが、あたしと視線が合いそうになるとあからさまに避けるようになっていた。
少し元気のない樹里に気がついて蕾が心配していたけれど、樹里が本当のことなんて言えるはずもない。
ぎこちなく笑ってみせるだけだった。
そんな樹里を見ているとどんどん気分がよくなってきて、家に帰ったときには母親から「今日はすごく顔色がいいわね」と言われたくらいだ。
自分でも気がつかない内に笑顔が浮かんできて、鼻歌を奏でてしまう。
まさに、あたしが望んでいた学生生活を謳歌しているという気分だった。
そして翌日。
あたしはまたアプリを起動していた。
今度は重行の番だ。
前回は悪口を言えないようにしたけれど、今回はどうしようか。
「思いっきり樹里から嫌われるようなことがいいな」
そう呟いて考えをめぐらせる。
そこで思いついたのは樹里に近づけなくすることだった。



