隣の部屋の新人くん

「はい?」
「来月、帰ろうと思うんだけど」

フラッシュバックする、坂口くんの「大丈夫」。

「泊めてください」

この1年間、私たちは恋心を押し殺して、でもたまに電話したりして、繋いできた。

離れてても一緒にドラマを観た。

これからもきっと私と坂口くんは毎日を繋ぐように、残りの2年を過ごす。

きっと、ちゃんと、繋ぐ。

来月までに髪を可愛く切ろう。

「うん、待ってる」