「おなかへった。何か食おうよ」
「勝手にあさんないでよ、泥棒!」
「泥棒じゃないよー。ともちゃんも食べるでしょ?」
みのるは手際よく料理をし始めた。
私はもう…
あ然とするばかり…
「ともちゃん、突っ立ってないで頭直してきなよ。爆発してるよ」
「わ…わかってるよっ!!」
人が気にしていることを…!
私の髪は、毎朝、直すのに1時間以上もかかる超くせっ毛なのだ。
…なんでこいつが私の望んだプレゼントだっていうの!?
サンターーーー!!
靴下の中身に納得がいかず、怒りに震えるばかりで
このありえない状況を不思議に思うことを忘れそうだった。
…それにしても鏡の中の自分
なんて不格好なの…。
こわい顔…
「ぎゃあああっ!!」


