「好きになるよ」
俺がそう言うと湯山は安心した目つきで俺を見る
「そっか、まあ気持ちに整理がついたんならそこに向かって頑張んなよ」
「………でもな湯山、ひまわりはもしかしたら好きな人がいるかもしれないんだ……」
「………は?」
湯山はさっきとは逆に呆れた顔で俺を見る
「ひまわりは…多分俺じゃない人が好きだと思う」
「……それ本気で言ってんの?」
「……うん」
「……はぁ」
湯山は頭を抱えてため息をつく
【ブスッ!】
「いたっ!」
湯山は人差し指の爪で俺のおでこを刺した
「あんた、ひまわりのことなめすぎ」
「…………」
「ひまわりはね、好きな人の話をする時どんだけ嬉しそうな顔浮かべるかわかる?
あんたとは違ってひまわりは自分に正直に生きてるんだよ
それを見てないであいつはこうだああだ言ってたら本当に見捨てられちゃうよ?」
「………でも」
「でもじゃない!光井のその気持ちをひまわりにちゃんと伝えなって言ってんの!
まだうじうじしてんの?あたしみたいに同性しか好きになれないわけじゃないんだから
早く素直になれっての!」
【ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!】
「い、いてーって!!」
「ひまわりの痛みの分!」
「わかったから!!」



