風になびく君の髪






「………奥村先生来ないね
私バイトあるし帰る」


ひまわりは無理矢理話を終わらせて多目的室を出ようとしていた


「ひ、ひまわり!待てって!」


ひまわりの肩を掴む


「…………」



ひまわりは振り返る


「…………」


ひまわりは涙を溜めていた


何も言えなかった俺がまたひまわりを傷つけたんだ


「………なんで、泣くの?」


「…………」


ひまわりは無言で出て行った


俺は追えなかった


俺の行動と言動がまたひまわりを傷つける


そう思うと足が動かなかった