風になびく君の髪





「じゃあ次にプリントを配る、足りなくなったら言ってくれ」


先生がプリントを配る


俺は前の席の人からプリントを受け取る


俺は後ろの席の子にプリントを渡す



その際に顔を見た


「………!」


紛れもない


目はバッチリ合ってる


あの頃よりも髪が長くなってる


だからその綺麗な髪はより美しい


俺があの時、恋をした


あの綺麗な髪の女の子だ





俺はすぐに目を逸らす


う、嘘だろ……なんでここにいるんだ!?


こんな偶然あるか!?


俺は前の席にいるのにあのいい香りが俺の脳裏を刺激する


あああああ!あの頃の胸の高鳴りが蘇る!



またプリントが配られる


そしてまた目が合ってすぐに逸らす



くそ……やっぱり可愛い


いや、今よりも少し大人っぽくなってて尚更可愛い!



あんまりジロジロ見てると嫌われてしまうので少し控える


はあ、呼吸を整えよう


このドキドキが後ろの席に聞こえないように

今は冷静になれ!