風になびく君の髪






女2人はそう言い捨てて帰っていった


なんなの……


私はただ花瓶の中にゴミを入れて欲しくなかっただけなのに


なんでそれだけで…


それから2人の私に対する扱いがどんどんエスカレートしていく


「おら、前歩くんじゃねえよ!」


髪の毛を引っ張られたり


「まじきもすぎ」


「顔拭いてあげるよ」


汚い雑巾で顔を拭かれたり


完全にいじめだった


もう耐えられなかった



「やめて!」


「うぜーんだよ!」


引きちぎれるくらいに髪の毛を引っ張られて


痛みの限界なんてとっくに超えてる


そんな中でも私は


中庭にある先生が育ててる花を見て帰るのが唯一の癒しだった


この時期は"黄色のチューリップ"が咲いていて


それを見る度に私は強くなれる気がした





でも、私はもう、この学校に居たくない……