しばらくこのまま歩いていると
「ふーま、足疲れないの?」
とひまわりが聞いてくる
「いや?何だかんだひまわり軽いわ」
「あ、さっき私が怒ったからお世辞言ってる」
「ちげぇって本当だよ」
「そう?」
普通に軽い
ちょっと重い荷物持ってるくらいの感覚だわ
「……はあー」
ひまわりはため息を吐く
「なんだ?ため息なんて吐いちゃって」
それに触れてみると
「……胸が苦しい」
「は?大丈夫かそれ?」
「大丈夫じゃないよ」
【バサッ】
「……!?」
ひまわりは俺に密着し首周りを抱きしめてきた
「……なに?」
それに対して俺は言葉を少なめに聞く
そして今まで気使ってた胸が当たってんだよな
「なんでこんなにドキドキするんだろうね」
ひまわりがそう言うと
何故か俺も心臓が激しく動いた
「なんでってなんだよ」
俺が聞くと
「こんなにドキドキしてるのっておばけが怖いからかな?
それとも……」
ひまわりは俺を抱きしめる力を少し強くした
「私がふーまに恋してるからかな?」
【ドキッ!!】
「な、何言ってんだよ!冗談きついぞ?」
俺が慌ててそう言うと
「私今までそんな冗談言ったことないよ?」
ひまわりも言い返す
そ、そうだけどさ
そんなことあるわけないだろ?
俺が何も言えないで居るとひまわりはまた続ける
「もう、臆病な私は卒業したから」
ひまわりがそう言った瞬間だった



