風になびく君の髪






確かに見間違いじゃない


彼女は髪がびしょびしょに濡れていた


……どういうことだ?



俺は見るのが怖くなった


何があったのかはわからない


でもいつもの彼女じゃないのは確かだった



1歩ずつ近づいていく



「よし、今だ!」


また上から声が聞こえる



「………!?」


俺は反射的に体が動いた



俺は彼女の元へ走り


【ガバッ…】


抱きしめるような形で彼女にくっつく


そして



【パリーン!!!】



上にいた女子生徒が落とした花瓶が



俺の被ってたヘルメットに直撃した



「………」


俺はあまりにも衝撃的すぎて言葉を失った



俺が上を見た時には2人の女子生徒は居なくなっていた


あの2人……意図的に花瓶を落としたのか…



にしてもやっていい事と悪いことがあるだろ……