あの1件から季節は春、あっと
ゆう間五月が来れば結婚1周年
拓哉は約束通り、
真っ直ぐ会社へと向かい真っ直ぐ
家に帰ってくる。
これなら子供作っても安心。
浮気の芽は綺麗に無くなり
安心して家庭を持てそう。
三月終わりに予約を入れた。
五月五日、私達の結婚記念日に
九州の別府温泉に旅行にいく。
GWには帰省しますと連絡したら
「いいのよ、何時もありがとう
たまには2人でノンビリしなさい
温泉でも行きなさい。」
そう言われて予約をしたら未だ少し空いていたみたいで予約出来た。
本格的に赤ちゃんが欲しい
ミクもそう言う年になってきた。
旅行は未だ拓哉には、内緒。
ビックリプレゼント
計画を立てながらニマニマしてしまう。こんなに幸せなのは拓哉が
いてくれるからだなあ感謝感謝。
「ミク、今度はミクの実家に
行くか?」
「ん?いっ?」
「ミクに合わせて休み入れるよ
何時にする?」
「遠いし、お盆帰るから
いいよ。」
「いいのか?GWでもと思って
たんだけど・・・。」
「うん。電話何時もしてるし
お姉ちゃん夫婦も頼りになるし
問題無い。」
「そう?」
「うん。」
「じゃあサ
公園に桜が咲き始めて
るだろ、足元にはタンポポが咲いてて可愛いンだなぁ
見に行かない?」
「えー行く行く!
じゃあ買い物、歩いていく?」
ミクは散歩がてらの買い物を提案。
「おう。」
近くの公園は拓哉の言う通りピンクの桜が七分咲だった。
なるほどタンポポも桜の足元を
黄色く染めている。
タンポポの綿毛が風が吹くと
パラパラと飛んで行くこんな自然がある、この土地が大好きだ。
ああやって。たんぽぽは
根を増やすんだな
来年はもっと綺麗な黄色い道が
伸びているんだろうなぁ〜
そして来年は3人で散歩したいなァ
ついニヤニヤとしてしまう。
スーパーの荷物を両手に拓哉が抱え私はアイスを食べながら
ノンビリとした休日を過ごしている。
空は青いし、眠くなる。
「G.wは2人でノンビリしょう。」
「うん。」
ミクは子作り旅行をG.w寸前に話そうと思っていた。
でなきゃサプライズにはならないよね。拓哉の喜ぶ顔は、暫しお預け‼
この辺の住人のお気に入りなのか、ランニングする人、 散歩する人
野良猫もベンチにお昼寝、
茶トラ、M額ネコ沢山いるのに
驚いた。
忙しい毎日を過ごしていると見落としがちな風景だ。
少し歩くと菜の花が川沿いを埋め可愛らしく揺れている。
まさに春爛漫〜何時もの町が
新鮮に見えてくる。
こんな風景の入れ替わりにも気づ無い程、毎日は忙しいんだなぁ。
何時桜が蕾を付けたのか咲いてからじゃないと分からない。
タンポポの道は何時できたのか?
黄色い花が咲かないと気づかなかった。
拓哉もそろそろ飲みに行くのを
解禁してあげようかな
なんて考える。
会社では愛妻家の異名を持つほど、以前のプレイボーイの名が廃る程の妻思い。
時々会社の人に会うと
「俺の嫁
可愛いだろー。
可愛いだけじゃないんだぞ
料理美味いし裁縫得意
このシャツだって、ミクの手作りいやぁー参っちゃうよー。」
とミクが赤くなるほど長々とした
嫁自慢。
これなら飲み会解禁してあげよう
会社内の飲み会は出世にも響くし
拓哉も気晴らししないと
ストレスかも・・・
♬♪♬♪♬♪
「拓哉電話、なってるよ。」
「ああ、いい いい 放ったらかしで飲み会の誘いだよ。
どーせ断るし、あ、ミク出てよ、
散歩行ってるかなんか言って
断っちゃって。」
「ええーぇ、拓哉、拓哉。」
「ええっと・・・今出て行きまして、はい、はい、すみません。」
これでいいんだろうか?
会社で孤立していないのかな?
ミクの我儘で拓哉を縛って1ヶ月
少し心配になってきた。
拓哉に話すと、
「だーいじょうぶ、俺はイケメン
だし、仕事もできる
部下は大事にしてるし
自他認める超愛妻家だしね
心配するな‼」
沢庵を食べながらポリポリ
ミクは少し安心する。
「この、昆布締めのサバウメー」
「そうでしょう。
青魚も取らないとダメなんだよ。
ほら酢の物もタップリ食べて‼」
「おう。」
穏やかな拓哉との日々・・・。
そんな穏やかな日々に拓哉は退屈
していたのかも知れない。
ゆう間五月が来れば結婚1周年
拓哉は約束通り、
真っ直ぐ会社へと向かい真っ直ぐ
家に帰ってくる。
これなら子供作っても安心。
浮気の芽は綺麗に無くなり
安心して家庭を持てそう。
三月終わりに予約を入れた。
五月五日、私達の結婚記念日に
九州の別府温泉に旅行にいく。
GWには帰省しますと連絡したら
「いいのよ、何時もありがとう
たまには2人でノンビリしなさい
温泉でも行きなさい。」
そう言われて予約をしたら未だ少し空いていたみたいで予約出来た。
本格的に赤ちゃんが欲しい
ミクもそう言う年になってきた。
旅行は未だ拓哉には、内緒。
ビックリプレゼント
計画を立てながらニマニマしてしまう。こんなに幸せなのは拓哉が
いてくれるからだなあ感謝感謝。
「ミク、今度はミクの実家に
行くか?」
「ん?いっ?」
「ミクに合わせて休み入れるよ
何時にする?」
「遠いし、お盆帰るから
いいよ。」
「いいのか?GWでもと思って
たんだけど・・・。」
「うん。電話何時もしてるし
お姉ちゃん夫婦も頼りになるし
問題無い。」
「そう?」
「うん。」
「じゃあサ
公園に桜が咲き始めて
るだろ、足元にはタンポポが咲いてて可愛いンだなぁ
見に行かない?」
「えー行く行く!
じゃあ買い物、歩いていく?」
ミクは散歩がてらの買い物を提案。
「おう。」
近くの公園は拓哉の言う通りピンクの桜が七分咲だった。
なるほどタンポポも桜の足元を
黄色く染めている。
タンポポの綿毛が風が吹くと
パラパラと飛んで行くこんな自然がある、この土地が大好きだ。
ああやって。たんぽぽは
根を増やすんだな
来年はもっと綺麗な黄色い道が
伸びているんだろうなぁ〜
そして来年は3人で散歩したいなァ
ついニヤニヤとしてしまう。
スーパーの荷物を両手に拓哉が抱え私はアイスを食べながら
ノンビリとした休日を過ごしている。
空は青いし、眠くなる。
「G.wは2人でノンビリしょう。」
「うん。」
ミクは子作り旅行をG.w寸前に話そうと思っていた。
でなきゃサプライズにはならないよね。拓哉の喜ぶ顔は、暫しお預け‼
この辺の住人のお気に入りなのか、ランニングする人、 散歩する人
野良猫もベンチにお昼寝、
茶トラ、M額ネコ沢山いるのに
驚いた。
忙しい毎日を過ごしていると見落としがちな風景だ。
少し歩くと菜の花が川沿いを埋め可愛らしく揺れている。
まさに春爛漫〜何時もの町が
新鮮に見えてくる。
こんな風景の入れ替わりにも気づ無い程、毎日は忙しいんだなぁ。
何時桜が蕾を付けたのか咲いてからじゃないと分からない。
タンポポの道は何時できたのか?
黄色い花が咲かないと気づかなかった。
拓哉もそろそろ飲みに行くのを
解禁してあげようかな
なんて考える。
会社では愛妻家の異名を持つほど、以前のプレイボーイの名が廃る程の妻思い。
時々会社の人に会うと
「俺の嫁
可愛いだろー。
可愛いだけじゃないんだぞ
料理美味いし裁縫得意
このシャツだって、ミクの手作りいやぁー参っちゃうよー。」
とミクが赤くなるほど長々とした
嫁自慢。
これなら飲み会解禁してあげよう
会社内の飲み会は出世にも響くし
拓哉も気晴らししないと
ストレスかも・・・
♬♪♬♪♬♪
「拓哉電話、なってるよ。」
「ああ、いい いい 放ったらかしで飲み会の誘いだよ。
どーせ断るし、あ、ミク出てよ、
散歩行ってるかなんか言って
断っちゃって。」
「ええーぇ、拓哉、拓哉。」
「ええっと・・・今出て行きまして、はい、はい、すみません。」
これでいいんだろうか?
会社で孤立していないのかな?
ミクの我儘で拓哉を縛って1ヶ月
少し心配になってきた。
拓哉に話すと、
「だーいじょうぶ、俺はイケメン
だし、仕事もできる
部下は大事にしてるし
自他認める超愛妻家だしね
心配するな‼」
沢庵を食べながらポリポリ
ミクは少し安心する。
「この、昆布締めのサバウメー」
「そうでしょう。
青魚も取らないとダメなんだよ。
ほら酢の物もタップリ食べて‼」
「おう。」
穏やかな拓哉との日々・・・。
そんな穏やかな日々に拓哉は退屈
していたのかも知れない。



