「おはようさぁ~ん」





吉田は事務所に居る皆に聞こえる様に言葉を発した。






「こっち来てくれ…」





潔さんが呼ぶ所は別室だ。






「え?その部屋で仕事打ち合わせするんっスか?パソコンないのに大丈夫…」



「そんな事ええから早よこいやっ!」





吉田の言葉を遮り、潔さんは怒りを現した。






な…何やねん



何をそんなに怒っとんねん






そんな事を思いながら別室に入った。






そこには社長と潔さん、そして俺の相方、神田の三人が居た。





「とりあえず座ってくれるか」




潔さんが顎で椅子を指した。





無性に腹が立ち、相方の神田を睨んでいたが、神田も吉田をずっと睨んでいた。






何やねん!

神田のくせに生意気やな!







そして、吉田が椅子に着き、しばらく沈黙が続き、潔さんが口を開く。